覚えた単語を即座に思い出せない!

日本からはるばるフィンランドの北の森に、しかも老夫婦が移住してきたことが、この小さな村では話題を呼んで、何度か新聞の取材を受けた。
その中のあるジャーナリストから今朝1通のメールが届いた。
彼女は特に、フィンランドでは人口の4分の3が街に住んでいて、田舎の人口がどんどん減っていっていることに興味があるらしく、それについての本を出版しようとしている。それで新聞に掲載するだけではなく、彼女の書く本にも私たちのことを掲載したいということで、来週そちらに行ってもいいかという内容のメールだった。
私はそのメールをまだ夜が明けないベッドの中で読んだ。
私はいつも大体朝5時半に目が覚める。それからベッドの中で横になったまま、iPadを見て、メールチェックをしたり、フィンランド語の暗記をする時間にしている。
で、今朝はその彼女のメールを見つけ返事を書くことにした。
私は秋に2度目の網膜剥離の手術を受けていて、年内にもう一度検診に行かなければならないのだが、年末で先生が忙しくまだ日程が決まらない状態だったので、他の予定を入れるわけにはいかなかった。
その旨をメールに書くのに、辞書を使わずに書くことが出来た。
ただ、PCでメールを書くときは、「フィンランド語の校閲」機能のついたメールソフトで書いているので、スペルが「ä」と「a」、「r」と「l」を間違ったら知らせてくれる。
だけどiPadはその機能の付いたメールソフトは持っていないので、間違いを指摘してくれない。あやふやなのは自分で調べなければならない。
それにはちょっと手間取ったが、今まで覚えた例文や、単語を駆使して割と短時間で書き上げられた。
こんな風に勉強した成果が目に見えて感じられた時は、今後の意欲につながる。
確かに書いたり読んだりするときは、かなりボキャが増えたことが実感できるが、聞き取りの方は全く勉強の成果がいまだに見られない。
仮に知っている単語を言っていたとしても、即座にその意味を思い出して、文章に組み立てていくことなど、とうてい無理と思ってしまう。
Eläkeliittoの会合の時、時々ビンゴをする。
読み上げられる数字、1~75 だが、2桁でも聞いてから日本語に直すのに2秒くらいかかってしまう。ましてや会話の中に3桁以上の数字が出てくれば、ゆっくりその数字を頭の中で何度か繰り返さないと、いくつなのかわからない。数字がわかったころには会話は終わってしまっている。

フィンランドでよく使われるのはこのように1枚のカードに3つ枠がある

すでに完全に暗記している数字でさえそうなのだから、様々な格に変化している単語の意味を瞬時に思い出すことは、至難の業だと言える。
その点読むという作業なら、一つずつの単語をゆっくり思い出して、それからどれが主語だとか、目的語はこれだなとか、文を組み立てていける。
でも、私が目指しているのは会話ができること。だから一生懸命暗記しようとしているのだ。メールのやり取りなら、別に単語を暗記しなくても辞書を引けばいい。
とにかくやたら暗記の単語数を増やすのではなく、すでに暗記した単語を定着させることをやっていこうと今は考えているのだけれど…

どなたか、アドバイスをいただけませんか?

コメント

  1. kuukkeli より:

    はじめまして。
    少し前からこのブログを拝読させていただいています。

    さて、アドバイスになるかどうか分かりませんが…

    日本語を介さずに理解するようにしてみる、というのはどうでしょう?
    例えば数字の場合、フィンランド語を日本語に訳さずに直接数字そのものを画像として思い浮かべるようにするということです。訳すよりも、すばやく理解できるのではないでしょうか。

    会話をしているときに、フィンランド語と日本語の両方で考えるというのはとても大変です。だから、なるべく日本語にいちいち訳さないほうが、会話についていくのは楽になると思います。単語を覚えるときにも、フィンランド語に対応する日本語が出てこなくたって、フィンランド語の単語の意味をイメージとしてでも理解できていれば、会話の時にはそれで十分ではないでしょうか。

    フィンランド語のテレビ番組やラジオ番組は視聴していらっしゃいますか? その中に、Yle uutiset selkokieleksi という番組があるのはご存知ですか? もしご存じでなければ、この番組を一度聴いてみてください。一般のフィンランド語の番組よりも聞き取りやすいはずです。ニュースで使われる言葉は、一般の会話で使われる言葉とは違いますが、この番組のいいところは、ウェブページにテキストでもニュースが載っているということです。単語の意味が分からなくても、聞き取れなくても、後でちゃんと確認することができます。

    とっさに言葉が出るかだとか、聞き取れるかというのは、結局は慣れではないでしょうか。とにかく使うこと、とにかく聞くことだと思います。

    フィンランド人と交流もされているし、フィンランド語の勉強もされているので、少しずつではあっても、フィンランド語は着実に身についてきていることでしょう。どうぞあせらないでください。おそらく、人の話していることが理解できるっていうことが、時とともに増えてきます。そして、フィンランド語が普通に聞き取れるようになっている、と気づく日がきっと来るはずです。

    • marifin より:

      アドバイスありがとうございます。
      即座に思い出せるほど覚えてしまった単語は、たぶん日本語を挟まずに理解しているのだと思うのですが、とにかく単語の意味をイメージで思い出すにしろ、日本語で思い出すにしろ、どちらにしても数秒、ひどい時は数十秒かかってしまいます。
      これは、認めたくはないけれど64歳という年齢も大きくかかわっていると思います。
      ”Yle uutiset selkokieleksi”は、オウルのフィンランド語教室に 通っているころ、先生に聞いて何度か聞いたことはあったのですが、その頃はまだフィンランドに来たばかりの時で、文章を見てもほとんど理解できなかったので、それっきり聞かなくなってしまっていました。
      kuukkeliさんのブログも見せていただいて、selkosuomi kirja で検索してみたら、いろいろ簡単なフィンランド語の文章や音声が見つかりました。
      それで聞いてみると、8割程度聞き取れて意味も理解できました。
      で、これはいけるかもと思い、uutisetの方も聞いてみると、これもほぼ(もちろん100%ではないけれど)理解できたんですよ。嬉しかったー!!
      (ただ、ブログで紹介されていた童話は、やはり早くてぜんぜんダメでしたが…)
      私の住んでいるところはオウルよりまだ100kmほど北の森の中です。いつもメールをくれる人が「私たちはかなり方言が強くて早口だからわかりづらいでしょ」と言っていましたから、selko suomen kieli からは程遠い言語なのだと思います。
      自分ではかなり勉強しているつもりなのに、その人たちが話している会話を聞いていてもほとんど理解できないので、私がやっている勉強の方法は間違っているのかなぁ、それとももう何をどうやっても、無理なのかなぁと自信がなくなってしまっていました。
      kuukkeliさんはフィンランドに住んで何年くらいですか?
      きっとまだお若いんでしょうね。
      またわからないことがあったら、質問させてもらっていいですか?
      こういう時はフィンランド語でどう言ったらいいのかなぁとか、どうしてここに分格が来るのかなぁとか、わからないことがたびたびあるのですが、
      気軽に聞ける人がいません。(フィンランド人には質問の内容が伝わらないので無理だし、お友達になった日本人はお仕事で忙しそうなので… )
      それから、またアドバイスもお願いします。
      めげずに頑張っていこうと思います。